法人・個人の多様な情報通信ニーズに応え、幅広いサービスを展開するフォーバルテレコム様。
顧客管理や受注管理などの社内システム開発を担う経営管理本部システム開発部では、テスト管理にQangarooを駆使し、品質の確保に力を注がれています。
フォーバルテレコム様では、システム開発の実作業は海外にアウトソーシングされていて、現在はベトナムの協力会社に委ねています。
同社の経営管理本部 システム開発部 主査の上田哲也氏は、「ベトナムで開発されたシステムの精度があまり芳しくないことがあり、社内で『どういうテストをしているのだろう?』といった疑念が生じました。
それを契機にテストを『見える化』できる管理ツールを探し始めました」と話します。それが2016年のことでした。
当時、同社ではExcelベースでテスト管理を行っていました。
経営管理本部 システム開発部の鈴木智仁氏は「社内に統一されたフォーマットというものがなく属人化していたため、社内でテストケースを共有することもできていませんでした。協力会社はもちろん社内でも連携しにくい状況だったので、情報を共有できるベースが必要でした」と話します。
同社がテスト管理ツールを探し始めたタイミングで、他の案件に関与していたテクノモバイルから推奨させていただいたのがQangarooでした。
「ユーザーインターフェースが非常に優れており『テストの見える化』という課題はこれでクリアできると判断しました。
クラウド型だから導入しやすいし、海外とのやりとりが多い当社にも適しているとも思いました」と上田氏。
また、鈴木氏も「社内、協力会社ともにExcelでテストを管理してきたことから、QangarooのようにExcelライクなユーザーインターフェースがベターでした」と話します。
結果、テスト管理ツールに求めていた要件が満たされているQangarooを2017年の年末に導入されました。
現在開発を進めているあらゆるシステムに関して、基本的にQangarooを活用。
「導入から半年たった時点で、月1回もしくは2週間に1回といったペースで改修した要件を一つのチケットとして管理しています。まだリアルタイムに近い形で進捗を共有するまでには至っていませんが、ゆくゆくはそこを目指します」(上田氏)。
Qangaroo導入の効果としては、「どのようなテストを行っているのか、どこまで完了しているのか、バグが何件あるのかなど、進捗状況が一目で見えるのが良いですね。Excelを活用していた頃と比べたら、断然テストが管理しやすくなりました」と上田氏は話します。
鈴木氏は「現在Excelで管理している会社なら、非常にとっつきやすいツールだと思います。テスト担当者もキャリアはまちまちかもしれませんが、新人でもすぐ馴染めるツールだと思います」と評価されます。
さらに同社では「他の資料もクラウドサービスを活用して情報共有するようになりました。今後も社内の情報共有をより強化していきたいと考えています。そうした動きもQangarooの導入から始まりました」(鈴木氏)。
最後にQangarooに対するご要望を伺うと「フォルダやシートの並べ順など、Excelライクなインターフェースをさらに極めていただければ嬉しいです」と鈴木氏。
そのほか、テストの自動化に対応するサービスとの連動、多言語対応などのご要望もいただきました。
そのようなお客様の声にお応えし、Qangarooは今後さらなる進化を目指していきます。
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